【疲れているのは体だけじゃない。】 五感を休ませる、残暑のリセット習慣
夏の終わり、「何もしていないのに疲れる」と感じていませんか?
暑さのピークを越えても、まだまだ蒸し暑い日が続く季節。朝晩は少し秋らしくなってきたのに、昼間は暑い。外では強い日差し。室内では冷房。夜になっても気温が下がらず、寝苦しい日もあります。そんな時期に、
「朝からなんとなくだるい」
「寝てもスッキリしない」
「頭がずっと疲れている」
「何もしたくない」
「少しのことでイライラする」
そんな感覚はありませんか?
夏を頑張った体には、少しずつ疲れが積み重なっています。でも実は、休ませてあげたいのは体だけではありません。
私たちは毎日、目で見て、耳で聞いて、香りを感じ、味わい、何かに触れながら生活しています。
そこにスマートフォン、パソコン、SNS、動画、広告、ニュース、仕事の連絡……。
現代の生活は、朝から晩までたくさんの情報に囲まれています。だからこの時期は、
「何かを足して元気になる」より、
「入ってくるものを少し減らして休む」
という考え方も大切です。
五感、ちゃんと休めていますか?
人には、
見る「視覚」
聞く「聴覚」
香りを感じる「嗅覚」
味わう「味覚」
触れる「触覚」
という五感があります。
五感は、私たちが周囲の状況を知り、安全に生活するために欠かせないもの。
ただ、日常生活の中で刺激を受け続けていると、
「静かなところに行きたい」
「スマホを見たくない」
「誰とも話したくない」
「何も考えたくない」
と感じることがあります。
それは、忙しい毎日を過ごしている自分に、少し休息が必要だと気づくきっかけかもしれません。
そこで今回は、
五感を“刺激する”のではなく、“やさしく休ませる”方法
をご紹介します。
特別な道具はいりません。
今日からできるものばかりです。
聞く「聴覚」
香りを感じる「嗅覚」
味わう「味覚」
触れる「触覚」
① 視覚 ― 「見ない時間」をつくる
私たちが日常で受け取る情報の中でも、目から入ってくるものはとても多くあります。
スマートフォン。
テレビ。
パソコン。
広告。
SNS。
仕事の資料。
電車の中でも、信号待ちでも、ちょっと時間が空くとスマートフォンを見る。
そんな生活になっていませんか?
特に仕事で一日中パソコンを使っている方は、目だけでなく、頭や首、肩まで疲れを感じることもあります。
そこでおすすめしたいのが、
「あえて見ない時間」。
例えば、
寝る前の30分だけスマートフォンを置いてみる。
カーテンを開けて空を見る。
観葉植物や木々を眺める。
部屋の照明を少し落とす。
目を閉じて数分間過ごしてみる。
何かを見ることでリラックスしようとするのではなく、
見る情報そのものを減らしてあげる。
それだけでも、いつも働き続けている目や頭にとっては休息の時間になります。
② 聴覚 ― 音でいっぱいの毎日から少し離れる
テレビをつけながらスマートフォンを見る。
移動中はイヤホン。
仕事中は電話や話し声。
スーパーでは音楽やアナウンス。
自宅に帰っても動画やテレビ。
よく考えてみると、私たちは朝から晩まで、ほとんど「無音」の時間がありません。
もちろん、お気に入りの音楽を聴くことが気分転換になる人もいます。
雨音、川の音、鳥の声など、自然の音を心地よく感じることもあるでしょう。
でも、ときには何かを聴くのではなく、
静けさそのものを味わう時間
をつくってみるのもおすすめです。
テレビを消す。
イヤホンを外す。
家事をしながら動画を見るのをやめてみる。
ほんの10分でも構いません。
普段気づかなかった自分の呼吸や、風の音に気づくかもしれません。
③ 嗅覚 ― 「好きな香り」を一つ見つける
香りは、私たちの気分や記憶と結びつきやすい感覚です。
昔使っていた香水を嗅いで、その頃の記憶が突然よみがえった。
金木犀の香りで「秋が来た」と感じた。
そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
リラックスタイムには、
ラベンダー、
柑橘系、
ヒノキ、
ベルガモットなど、
自分が「心地いい」と感じる香りを取り入れてみるのも一つです。
ここで大切なのは、
「この香りだから○○に効く」と考えすぎないこと。
香りの好みは人それぞれです。
自分が嗅いだ瞬間に、
「好き」
「落ち着く」
と思えるものを選んでみてください。
何も香りを足したくない日は、それでも大丈夫。
その日の自分が心地いいと感じることが一番です。
④ 味覚 ― 夏から秋へ、食べ方も少しずつ変える
暑い夏は、
冷たい飲み物、
アイス、
そうめん、
冷たい麺類などを選ぶ機会が増えます。
もちろん暑い日に冷たいものがおいしいのは自然なこと。
でも、季節が変わり始めたら、少しずつ食生活も切り替えてみませんか?
朝に温かいお味噌汁を飲む。
冷たいお茶だけでなく、温かいほうじ茶を選ぶ。
旬の梨やぶどうを楽しむ。
きのこや根菜など、これから増えてくる秋の食材を取り入れる。
大切なのは、健康のために我慢することではありません。
「ちゃんと味わって食べる」こと。
スマートフォンを見ながら急いで食事をすると、気づけば何を食べたのか覚えていないこともあります。
一口ずつ味や香り、食感を感じながら食べてみる。
それだけでも食事が「作業」から「休息の時間」に変わります。
⑤ 触覚 ― 人は「触れること」でホッとする
疲れているときに、無意識に自分の肩を揉んだり、
お風呂で首に手を当てたり、
柔らかい布団に入って「気持ちいい」と感じたり。
私たちは日常の中で、触れる感覚から心地よさを感じています。
セルフケアなら、
お風呂上がりに腕や脚へクリームを塗る。
手のひらで首や肩をやさしく包む。
足をゆっくりさする。
温かいタオルを首に当てる。
そんな簡単なことでも十分です。
強く押したり、一生懸命揉んだりする必要はありません。
自分の体にゆっくり触れる時間をつくること。
普段、誰かのために動いている方ほど、ぜひ自分自身にもやさしく触れてあげてください。
「五感を整えなきゃ」と頑張らなくていい
ここまで五つの感覚についてご紹介しましたが、全部やる必要はありません。むしろ、
「これもやらなきゃ」
「あれもやらなきゃ」
となったら、それではまた一つ仕事が増えてしまいます。
今日はスマホを早めに置いてみよう。
今日はお風呂にゆっくり入ろう。
今日は好きな香りを楽しもう。
その程度で十分。休むために頑張らない。
これも、とても大切なことだと思います。
夏から秋へ。自分にも「余白」を。
「何もしない余白」を
季節は少しずつ秋へ向かっています。
夏の疲れを抱えたまま、次の季節へ走り続ける必要はありません。
香りを楽しむ。
空を見る。
音を消す。
温かいものを味わう。
自分の体にやさしく触れる。
どれか一つでもいい。
毎日の中に、
「何もしない余白」
を少しだけつくってみてください。
疲れたら、休む。
頑張ったら、ゆるめる。
そして自分だけではなかなかOFFにできないときは、人の手を借りてもいい。
心地よく秋を迎えるために、
夏を頑張った自分へ休息を。
一凛で、五感からふっと力を抜く時間をお過ごしください。
お急ぎの場合は電話窓口まで、
お気軽にお問い合わせください。
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